仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2007年11月11日

思いで。。。

娘が修学旅行から昨日帰ってきました。

曇天の天気もなんのその、たくさんのみなさんの思いやりの中、いい思い出と共に帰ってきました。
沖縄のみなさん、引率の先生方、ありがとうございました。

水族館やスキューバ体験などリゾート旅行かと思いきや、かつての防空壕だった洞窟やひめゆりの塔にも参ったとか。

「懐中電灯を消したら、昼間なのに真っ暗な洞窟だった。体験者のおじいさんの話を聞いた。
敵に見つかるからと泣きやまない赤ん坊を絞め殺したりする事もあったそうだ。真っ暗だから、子供の死に顔さえわからない。お母さんは、真っ暗な中で子供の顔を何度もさわって覚えておこうとしたらしい。 そのお母さんはおばあちゃんになって今もお元気でいるらしいが、死んだ子の顔を今でも思い出せるといっているそうだ。 。。。あんなきれいな海があるところで、そんなことがあったんだね。」

今の高校では日本史は「選択科目」だ。
選択したとしても、近代史はほんのさわりだけでや、鎌倉時代だの江戸時代だのとこの国の「栄光」しかやらない気がする。
なぜ、近代史がおろそかにされるのか。。。そこに生きた人たちが健在だからなのか。
あの戦争にはたくさんの意見が交錯されるからなのか。
重要なのは負から学ぶことだと思うんだけど。

私の両親(故人)は昭和3年生まれ。
今17才娘は、私の両親が終戦を迎えた年令である。

娘よ、
あなたのおじいちゃん、おばあちゃんがどんな思いであなたの世代を過ごしていたのか、少しでいいから想像して欲しい。
そして、震える思いで過ごしている人々が、この空のずっとむこうだけど今もいることを考えて欲しい。

つい、この間なのだよ、この国に戦争があったのは。

美しい風景や優しい人たちに感謝して眠れる日がずっとずっと続きますように。
そんな日々が、空の向こうの国にも来ますように。






  


Posted by リリィ at 21:10Comments(0)