仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2008年02月21日

K先生の言葉

ひよこ時代、私に「プロ魂」の種を投げ込んで、
目指す医療のために他の病院に行ってしまったK先生。

彼がいっていた言葉を今でも時々思い出す。

なんでも一生懸命だった先生。
童顔でちょっと小柄な先生は、患者さんからも慕われていた。

言葉かけがやさしく、腰も低かった。
先輩ばかりではなく、一緒になるチームスタッフには新人にでも「よろしくお願いします」と敬語を使ってくれた。

どうしてそんなに丁寧に接してくれるのか訪ねたことがある。

「仕事は自分一人でできることじゃないよ。医療は特にね。
特に医者は一人ではなにもできない。
みんながいてくれて、その力の結集が今日の治療になって行くんだ。
だから、君がいてくれないと、困るんだよ、このチームは。」

「患者さんもね、孫や子供のような若造の僕に敬語を使ってくれる。
だけどそれは僕自身を尊敬してのことじゃない。
医者っていう、僕が持っているであろう資格とか知識とか技術に対して
いってくれている敬語だと思う。
看護婦さんもそうだろう。

だから、その尊敬に値する医療者でなくてはならないと思っている。
だから、研鑽を忘れてはいけないんだ」



いま、どんな先生になっておられるだろう。

あのひよこが20年を経てこの言葉を支えに仕事をしているなんて考えてもいないだろう。

学ぶことは限りない。
経験を重ねる事に先生の言葉はしみてくる。



  


Posted by リリィ at 17:42Comments(0)