仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2008年12月07日

幸せな時間

昨日と今日、和歌山の学習センターで大学の面接授業があった。

今回のテーマは音楽心理学。

ほかの心理学系の教科書にも研究が載せられている菅先生の講義だった。

教養学部しかない放送大学のたった一単位の講義は、専門に学んでいる学生に比べれば、駆け足でアウトラインでしかないかもしれないけれど。

二日間、知識欲を刺激する幸せな時間を過ごした。

科学的な分析や生理学的側面、音にも錯覚があること、そして心がいかに感じ影響を受けるのか。

古代から知らず知らずに培ってきた人間の英知であり癒しであり。

そういえば、そんなに音楽に傾倒していなくても、私たちの周りにはBGMがあり思い出の 歌があり、
そのメロディーが思い出させてくれるエピソードがある。

ああ、そうか、そうなんだと半ば感動しながら聴講した。

最後に、質問してみた。

先生、医療現場での急性期医療に活用されている音楽療法の研究やデータはないんですか?
たとえば災害の被害者やICUにいるかたのための。。。

残念ながら、心理学者が入り込める現場ではないので、そういった研究はあまり知りません、とのこと。


神戸にいたころ、ICUにおける音楽療法にとりくんだことがあった。

結局、BGMの選曲も時間帯も音量もすべて中途半端な仮説のうちに行われ、アラーム音やモニター音など生命維持の機械たちがひっきりなしに鳴り響き、明かりがついたまま雑音だらけの環境では音楽は無力で。

満足な結果をえることはできなかった。

だけど、そこに癒しを求めてはいけないとは思えない。

急性期であればあるほど、不安は強く緊張も強い。

神戸の震災のときも、余震のなか、ラジオから流れてくる歌に患者・医療者にかかわらず涙し癒されていた。

もっと、急性期の患者さんや災害・事故下の被災者の心にも、研究がおよんでくれたらいいのに。

えぇ。

私には、そんな学がないもんだから。。。

他力本願なのが悲しいですが。。。  


Posted by リリィ at 20:17Comments(3)