仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2009年01月12日

成人の日

寒い寒い今日は成人の日。

和歌山でも雪が舞い、北風がきつい。

なんで成人の日ってこの季節なんだろう。

連休の中日の昨日、各地では一日早い成人の日の式典が開かれたみたいだが

昨日だって、さぶ~い一日だった。

成人の日がかつて1月15日だったころも、なんだか成人の日が

暖かく晴天だった記憶は少ない。

神様も、晴れ着に寒風とは無粋だと思うが

人生はそんなに甘くないよと

天候で教えているのかもしれない。

二十で、「成人」だなんて実感がなかった私も

すでに2度目の「成人式」を越えて、

指導者としての立場を避けることができなくなってきた。

いつまでたっても、足りないことばかりで反省ばかりで教えるなんておこがましい。

でも、その不安が努力をしようという気持ちを生み、

向上しようとする力になるのだと

島田紳助が言っていたから、

それもそうだなと励まされる。

今年は、平成生まれが成人の日を迎えた。

あの、平成が始まった日、

私は病院の救急当直で、平成っていう元号に違和感を感じながら

救急車の到着を待っていた。

もうやめようと思っていた仕事を、あの救急が引き留めた。

暗い廊下を一人歩きながら、

自分のようなものでも、必要としてくれる場所があるのかもしれないと

考えた。

ちょっとの自信とそれを覆い隠すような不安と小さなプライドが

この20年仕事を続けさせてくれた。

若者よ。

仕事を飯の種だなんて思うなかれ。

今日の風のように冷たい北風も、吹かなければいけないときのある。

寒さに晒されなければ、あの桜は開花しないのだ。

大事に育てられた「ゆとり世代」の君たちだから、

そのゆとりを甘えではなく強さに変えていってね。

若いっていいね。

でも、歳をとるのも良いものだよ。

みんな頑張って。
  


Posted by リリィ at 11:59Comments(0)