仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2009年09月13日

「半島へ、ふたたび」

先日、「ドキュメント大賞」を受賞したという蓮池薫さんの著書である。

なかなか手に入らず、あちこち検索して、なんと地元の本屋でやっと購入した。

忌まわしい拉致から20数年、帰国してから

地元で公務員の職に就かれたとニュースきいてから、

ずっと公務員をされているのだと思っていた。

しかし、守られる生活ではなく、やりがいを求めて翻訳家の道を選んだそうだ。

その道のりも簡単ではなかったようで、試行錯誤の連続だったそうだ。

翻訳は、ただ自国の言葉にすればいいわけではなく、作者のニュアンスまで伝え

翻訳家の本であるかのように「もの」にしなければいけないらしい。

もともと、文才がおありなのだろうし、文章で表現するのがお好きなのだろう。

この本は取材で訪れた「韓国」の情景に、北朝鮮での生活や朝鮮の歴史、

南北変わらない民族の習慣などを織り込んでいる。

多くの日本人は、こんなに近い国でおきたことも、

知らないところで人生を翻弄されてきた人がいたことも

なにも知らず、なにも教育されずに生きてきた。

なんだか悲しくて、気持ちが沈んだ。

しかし、蓮池さんの前向きな生き方や、限りない研鑽の意欲に

感動した。

どんな境遇になろうと、希望を忘れず未来をあきらめない。

彼が子供達と今だ帰国を果たせない拉致被害者にむけたメッセージ。

民主党さん。

高速道路より子育て支援より、彼らを早く帰してあげて。

私は。。。

今、機会を与えられた研修をとにかく頑張っていこう。

夢を持とう。

気に入らないこともあるけれど、言い続けよう。

正しいと思うことを。



蓮池さん、すばらしい本をありがとうございます。

ご活躍を心から願っております。






  


Posted by リリィ at 21:51Comments(0)