仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2010年07月19日

夏の

今日は和歌山市あたりの夏の一大イベント、『港まつり』

和歌山港で水上から3000発の花火が上がる。

いつもたいして人気のないフェリー乗り場が
たくさんの人でうまる。

港に近いショッピングモールには浴衣を着た女の子たちがたくさん。

ここで映画を見て、スタバでコーヒー飲んで

夕方花火に。。。なんてコースのカップルたちもたくさん。

いいわね、若いって。


うちはたぶん行かないかな。

そういえば旦那と祭に行ったことがない。

暑い夏の夜に出歩くのが彼は嫌い。

人混みも嫌い。

娘が小さいころも花火には私が連れていった。

夜、嫁と娘が出かけるのにビールのんで爆睡している人だった。

『一緒にいこうよ』

『やだ。行きたけりゃ、おまえらだけでいってこい。おれはあーゆーの嫌い』

だから、家族でも二人でも夏の思い出はない。

つまんない人。

きっと、商売をしていた彼の両親は幼い彼をこんなイベントに連れ出してやることがなかったのだろう。

私の家族は、なんでも家族で出かた。

初日の出も夜中から車でかなり遠いところまで。

牡鹿半島、蔵王、あとどこいったかなぁ。。。

父の運転、母のお弁当、後部座席の毛布。。。

もう大きかった8才上の兄は半ばいやいやついてきた。

七夕の前夜祭の花火も必ず出かけた。

会場近くに叔母の家があったから、そこに車をおいて歩いて西公園まで行って

目の前で上がる花火を見た。

夜のお出かけは、必ず父が母や私たちを気遣い、いつもは我慢させる買い食いを許してくれた。

父の大きな手、肩車、母のうれしそうな笑顔。

屋台のあかり、ヤキソバや焼鳥の匂い、夜の雑踏、いつもより遅くまで起きていてもいい特別な夜。。。

それが幼い私の夏まつりの思い出。

しかし、彼にはそれは皆無なのだ。

夏祭りは近所の神社のお祭りに友達とでかけるだけ。
家族との思い出はないという。

でも、父もそうだった。

白石の山間の農家だった父の実家。

山間部で隣まで2〜3キロあるような散村。

学校までは10キロあったそうだ。

祭があっても、貧しかったからこずかいはもちろん、家の手伝いで日は暮れて

祭の思い出などないといっていた。

でも、私たちには思い出を作ってくれた。

幼い頃に夏祭りの思い出があるかないかではない。

自分だけが大事か、自分が愛する家族を思いやれるかどうかなんだな。

きっと。

夜、嫁と小さい娘だけで行かせたら心配だなとか、

嫁さん一人ではなにかあったらたいへんだろうなとかいう、気遣いより

自分がどうしたいかを優先する。

そういう男と結婚したんだなと

20年すぎていまさらながら思う。

両親の危惧はあたっていたということだ。

今日も彼は早朝から釣りに行き、昼に帰ってきて

自分だけの昼食を買い込みビール飲んで

リビングで寝ている。

これが年下だったり、息子ならかわいいと思うのかもしれないが、

50のおっさんだから

。。。

やだな。


やだなぁ。。。


私もいつのまにか一人で過ごすのが好きになる。


熟年離婚ってすごくわかる今日このごろ。。。


妄想彼氏はすごくやさしいのになぁ。。。

。。。妄想だからだけど。

まぁ、これも自己チューという範囲だけどね。
  


Posted by リリィ at 17:45Comments(2)