仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2014年12月27日

年内最後の

今日は神戸にいってきました。
年内最後の循環器の学習会。

講師をしてくださる先生は、今日、救急当直なのだそうで。
お忙しい。

先生とお仕事していたのは神戸時代。
私の第一印象は『こわい看護婦さんがいるなぁ~(((((((・・;)』
だったそうで。

ひどいなぁ。
ちょうど、病棟で患者さんにひどく接する外科のドクターに抗議していたところを見られたのが初めみたいで。
あの頃は私も生意気だったから。

患者さんを『友達』とよび、住み慣れたこの街で『死なせてやりたい』という。

安全はみんなで創るものといい、職種を越えた学習会を主宰している。

こんな病院をつくっていきたいね、と、
思いはおなじなんだけど、環境を共にできないのが残念でならない。

理想を持つこと
スタッフを大切に思うこと
なにより『ここ』で満足しないこと

なんだか最近、基準とかクレームとか、そんなことに神経を使いながら

本質がなんだかわからなくなる毎日の仕事。

医療ってなんだろう、って忘れそうになっているこの頃だから
先生の情熱に触れる度に
あぁ、そうだったと思い出す。

来年は阪神大震災から20年。
いまだに病院の最寄り駅に降りると涙が込み上げる。

振り返れば、4才の小さな娘がいるような気がする。
きれいになった歩道に、山積みの瓦礫の幻をみる。
埃と焼け焦げた臭いがする。
駅から病院への道すがら、
あの日、病院に駆けつけなかったことをまだ後悔する。

だからこそ、私がもらってきた財産を、どうやって若い人に置いていこうかと考える。


『悪いなぁ、遠くから来てもらって……。』

いつもにこにこ迎えてくれ、
素敵な生意気盛りのスタッフに
あの頃と変わらない信頼を集めている。

もう一度、先生と仕事したいなぁ…。


『また、連絡するよ、来年もよろしくなぁ~』


こちらこそ、部外者ですが、また仲間に入れてください。
来年もよろしくおねがいします。  


Posted by リリィ at 20:10Comments(1)

2014年12月25日

メール

先日の記事の主人公からメールが来ました。

『ブログ見ました。
私のこと、わかってくれた。
ありがとう。』



学生のころ、実習グループが一緒でした。
彼女の思い、考え方、賢さ、明るさ、無邪気さ、一途さ、
みんな私になかったものでした。
すごいなぁって、いつも羨望の眼差しでみていました。

卒業してからは頻繁に会うこともない月日をすごしてきましたが、
時に笑わせてくれ、時に厳しい指摘をくれる友であります。

それなのに、私のことを、
すごいね、えらいね、とほめてくれるんですよ。
ただの、ハリボテの私を。


へーちゃん、

へーちゃんなら、きっと越えていけるよ。
いつも応援してるよ。

友達でいてくれてありがとう。


  


Posted by リリィ at 15:59Comments(0)

2014年12月23日

『あなたは必要ない』

東日本の大震災で、沿岸部の街の病院に勤務していた友人がいました。

災害当日から外部との連絡は途絶え、建物のまわりは押し寄せた津波と瓦礫と港の重油で満たされ、

職員・患者さんあわせて500人ほどの人が救助を求めるすべもなく過ごした数日。

スプーン一杯分のレトルトご飯とわずかな水だけで
自分の家族や家がどうなったのかもわからないままに

救助の手が差しのべられるまで守り続け、
救助のあとも地域の介護・医療に奔走していた。

災害を経験と教訓を、依頼があればよろこんで全国に講演に出掛けていた。

思い出すのも辛いだろう経験を
次の減災のためにと、冷静に想起して分析して。

再建したら今度こそこんな病院を造っていくんだと迷いながらも悩みながらも夢を抱いていた。

数年間をただの事務作業に費やしたくないと、ほかの医療施設に勤務しながら
あと、もう少しで再建がかなう、といういまになって、

『あなたはここを捨てていった人、再建にもうあなたは必要ない』



管理者として最高峰の資格を持っている彼女を必要としないとはいったいどういう理由だろう。


災害当時から、現場を大切にしていた。
媚を売るとか、『大樹』にすりよるのをよしとしない人だ。

復帰する意思があるなら、彼女のこの数年の過ごし方に問題がなかったとはいえないかもれないし、
日本にはまだ仲良しクラブな組織も多い。
人脈や親密さが将来を決めることもある。
能力よりイエスマンが徴用されるのが世の常だ。

しかしだ…。

彼女の落胆を、無力感を、我が身の如く感じる。


来年、失意の中で大学院への進学を決めた彼女。

災害に対応できる組織を造る研究がテーマらしい。

さらなる活躍の場が彼女に与えられることを心から願っている。
  


Posted by リリィ at 12:20Comments(0)