仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

2008年10月02日

先週の話ですが。

先月の24日は、娘の誕生日。

18才になった。



もう、19年前。。。

結婚して、半年たってそろそろ子供が欲しいなと思っていたころ、

そう思った途端に妊娠した。

まだまだ、仕事が大事だった頃。

結婚して、神戸に住み始めて、就職して3ヶ月経った頃だった。

赤ちゃんは欲しかったけど、仕事は辞める気がなかったし生まれたらけっこう大変だなんて

漠然と考えていた。

主人は、子供が産まれれば仕事は辞めるだろうと思っていたみたいだけど

そんなつもりはなかった。

産休とか、育児休暇とか、保育所とかいろいろ調べながら

大きくなるお腹に、命の不思議を感じていた。

明日は、里帰りするという8月24日、

結婚してすぐ飼い始めた、かわいがっていたインコのトトが突然死んだ。

里帰りの朝、マンションの空き地に泣きながら弔って

仙台に帰ってきた。

予定日は10月1日だったのに、なんだか9月24日、に生まれてくる気がした。

あのインコのトトが人間の娘になって帰って来るんだと。

そしたら、本当に日付が変わるほんの1時間前、9月24日22時53分、娘は生まれてきた。

「お帰り。トト」

彼女は、生まれる前からうちの娘だった。。。ような気がする。

その、小さかった赤ん坊が、トトの魂を受け継いだ赤ん坊が

来年は高校を卒業して遠くの街の大学へ旅立つ。

若鶏が巣のなかで羽ばたきをはじめるように

物知り顔で未来を夢見る。



「早く、大きくなってくれたらいいな。。。」と、思っていたのに。

大きくなってしまうと、子育ての日々はあっという間。。。

手をつないで歩いた日々は遠い遠い日になっていく。


それで、良いのだ。

でも寂しい。

寂しいものですねぇ。










Posted by リリィ at 23:22│Comments(2)
この記事へのコメント
おめでとうございます(^_^)
私にはまだ先の出来事ですが・・・行間からリリィさんの様々な思いが伝わってきました。
私の両親もそんな思いだったのかなぁ、と、ふと思いました。
Posted by しろねこ at 2008年10月03日 00:02
私が結婚し、実家を出てからも夕食時になると母は二階の私の部屋に向かって
『ごはんだよ』と私を呼んだそうです。
同居する兄嫁に、『お嫁にいったでしょ』といわれ、
あ、そうか。いないんだ。と寂しそうにしていたと聞きました。

一人増えただけなのに部屋が狭く感じたあの日ですが、今度は一人減るだけでとてつもなくガランと広くなってしまう我が家かもしれません。
Posted by リリィ at 2008年10月03日 00:54
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先週の話ですが。
    コメント(2)