仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

2011年01月29日

結婚のイキサツ

先日、きのくにコーギーズのワンコ友達とランチに出かけた。

ランチの時の話題はワンコ達のことだったが

食後、一人の方のお宅にお邪魔してお茶したときに

なぜかそれぞれの『結婚のイキサツ』の話しになった。

思えば、近くでもなく、育ったエリアも文化も違い、考え方も違ったのに

なんでリリィちゃんとこは結婚することになったの?

と。。。みんな不思議みたいだ。

そうなんだ。

決定的に『好み』はなかったのに、なんで?

私が聞きたいわ。



不意なプロポーズのあと、私は恒例の北海道旅に出たんだった。

結構、悩んだ。

その人と結婚するってことより、仙台を離れること、せっかく軌道に乗ってきた仕事をやめることになるということ。。。

彼はどうころんでも、

父が気に入る婿ではないこと。。。

第一、私がそこまで好きではなかった。

で。

北海道で出会った、まったく初めてあう人に相談してみた。

彼女は東京の助産婦さんでプレ同業者ってことで仲良くなった。

で、彼女にこう言われた。
『断ったら、たぶん、もう二度と逢わなくなるだろう。逢えなくなってもかまわない人かどうかで決めたら?』

それで一晩中考えて、逢えなくなるのはいやだなと思った。

翌日、彼女の帰京にあわせて飛行機を取り直し東京へ。
夜間飛行のジャンボ機からみえたディズニーランドの夜景が綺麗だった。

一泊、泊めてもらい翌日早く大阪へ向かった。

会いにいくからと電話をしたらさすがに驚いてはいたけど。

それが返事になった、みたいな。

だから

『結婚しよう』に対して『はい』とは言ってないのだが、なんかこうなった!

あのとき、あの助産婦さんに北海道で逢わなければ、きっと断っていた。

関西に嫁ぐなんてハイリスクだったもの。
熱烈にすきでもなかったし、この人楽しい人だなくらい。。。だけで。。。


あの日、伊丹空港から家に『千歳空港だよ、これから仙台帰る』と電話して、帰路についた。

それでも、それでも考えていた。
ほんとうにいいのか?

そんな疑問形がいつもいつもいつまでも脳裏を過ぎっては消えながら

結婚式になってしまった。
結婚式一週間前に彼のおじいちゃんが亡くなる波乱あり。。。

やっぱり、この結婚、しちゃダメなんじゃ。。。

なんてふっとおもったものの、周りは『私達のために』結婚式は延期もされず、
めでたくことは進められたのだ。


親の反対も押し切って、親の気に入らないタイプの男性を連れていき、
楽しくなりかけた仕事を辞めて、
大好きな故郷を出た。

飛行機ですぐ帰ってこられるもん。

そう思っていた。

でも、暮らしてみたら思い描いた生活でもなかった。

なにより知らない土地で、なれない関西弁のなかでだんだん家からでなくなり

ストレスを貯めた。

いやだと思っても実家に帰ることはできないと思って

だからといって、旦那にも言えず、一人しくしく泣いてばかりいた。

で、ささいなことから旦那を怒らせて

私も逆ギレしたわけで。

なにも話さないまま、この人なにもわかってくれない。。。そう思って。


まぁ。なにしろ、コミュニケーションが不足するとあかんっていう見本みたいな私達なわけで。


それを修正しないままいまに至る。。。


これも『業』ですな、きっと。。。


あ。


縁ですかね。



Posted by リリィ at 23:55│Comments(0)
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