仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

2007年11月23日

親友

私には、なが~いつきあいの友人が多くいる。

中学の同級生のNちゃんも、その一人。

中学3年当時の同級生。
成績優秀だった彼女と劣等生だった私がなんでこうも長く付き合っているのかよくわからない。
きっかけはクラスの「班」
同じ班にずっと。。。だったか、一学期だけだったか覚えていないが、なにせ部活もクラブも違うのに仲良しだった。

彼女、本当に成績のいい子だった。
数学や英語の「わからない」がすでに団子になって、取り返しがつかなくなっていた私とは違い、几帳面にまじめにコツコツ積み上げ型の彼女は、わからないことなどないかのようだったが(私にはそう思えた)、なぜかいつも私をほめてくれた。

「リリィ(もちろん、本名ではありません)は、すごいね、えらいね、絶対できるよ~」と。

混乱する私は、実力や自分の気性(緊張すると舞い上がる)を無視し、ステータスだけで学校選びをし、そして滑り止めも本命もすべて不合格という、15才にして人生のどん底を経験することになる。

もちろん、親や担任は心配してくれたが、なによりNちゃんが自分のことのように落ち込んでくれた。
自分は、トップクラスの高校に一発合格していたのに。

私が二次募集で私立に入ってからも、なにかと心配してくれつきあいはとぎれることがなかった。
夏休みの宿題に付き合ってくれたり、時には遊びに出かけたり、学校のグチを聞いてくれたり、部活の展覧会(美術部だったので)にも足を運んでくれた。
携帯なんかなかったけど、なにかしら連絡を取って会っておしゃべりして、そのたびに彼女は私をほめて励ましてくれた。

そんな関係は今も同じ。
彼女にほめてもらうと、とてもうれしい。
ほめてもらうのは、大人になってもとってもうれしい。

いまだに携帯もパソコンも持たない彼女なので、ちょっとした連絡には昔と同じ電話か手紙といった方法しかないが、
彼女のために便せんを選び、彼女のためにペンを持つのは密かな楽しみでもある。

時折、彼女手作りの石鹸が届く。 今日も届いた。 ありがとうね。
柔らかい、彼女の手の匂いがしそうな角張った石鹸。市販品にはないぬくもりがある。

仙台に帰れば、必ずあってくれる。
そしてまた、「あんた、えらいね~」とほめてくれるのだ。 この情けない私を。

神様、すてきな友人をありがとうございます。 
私も、彼女にとっていい友人であるように努力します。
これからもずっと。











Posted by リリィ at 23:54│Comments(0)
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