リリィ的三丁目の夕陽

先日の京都での『寄り合い』で聞いた、

旦那が私に恋い焦がれていた、という話。

本人に聞いてみた。


『そりゃ〜、勘違いだな。。。』


へぇ。そうですか。


旅仲間に彼が会いたくない理由って、これか。。。


ほんとうに私は気付いていなかったが、周りにはあからさまだったそうだ。

そんな、若気のいたりをいまさら肴にされたくないし

まして、嫁に知られたくない。




平成元年の２月。

結婚式の翌日、式を挙げた大阪の全日空ホテルから神戸の新居までタクシーで

送っていただいた。


山の手の古い2DKマンション。

窓からはほんの少し海が見えた。

数日前に私の荷物が届き、ほんとうに『二人』の生活が始まった日。


玄関に入って部屋に上がると彼は私を抱きしめた。


『もう、僕のもんや。。。』

小さい子供のようにつぶやいたのを覚えている。







。。。だったら、もう少し、大切にしてくれよ。。。


(-.-;)