仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

2012年12月17日

里親

大阪の乳児院の一年がNHKで放送されていた。


里親希望の家庭はあるものの、なかなか縁に恵まれない子供達。


自分だけの家族を持たない子供達。




二人目の子供に恵まれなかったころ、私は真剣に養子を考えた。

しかし、夫は大反対。


『自分の子供ならまだしも、他人の子供に翻弄されるなんて、考えられない。』

夫の姉弟には子供がない。
だから必然的にわが家の子供が『跡取り』なわけで

しかも、田舎は『血』 にこだわる。


確かに、動物を家族に迎えるのとはわけがちがうが、私には愛せる自信があった。
不妊外来に通っても、神様は私に天使を授けてはくれなかった。


一人っ子では、将来なにもかも背負うことになってしまう。

親がこの世を去っても、幼い日の家族の思い出を語り合える兄弟があってほしかった。



家族とは、血縁のあるだけの『存在』という認識の中で育った夫と


家族は父と母が作り上げた愛情のある暖かい集団だと思って育った私とは


『結婚』や『家族』にたいする考え方も違っていた。


そうでなければ、出産した妻に向かって

『子供産んだ女は女じゃない』なんて言わないものだろう。

夜泣きをする赤ん坊を寝ずにあやす私に

『子供がほしいと言ったのはお前だ。看護婦なんだろ、泣かせるな、黙らせろ』


そんな暴言を平気で妻に浴びせる夫だもの、他人の子供など愛せるわけはないか。。。


断念した。






番組では、どんな事情で乳児院で育つことになってしまったのか、聞き分けのいい4才の男の子を中心に構成されていた。

彼が、やさしい家族に出会えますように。



Posted by リリィ at 19:12│Comments(2)
この記事へのコメント
私は男性ですが、なんか難しい切ない感じですね。
Posted by むむ at 2012年12月17日 23:05
>むむさん

女は母になれますが、男はいろいろなんだなと思います。

恋人としても夫としてもしっくりこない男性は、きっといつまでもしっくりこないものなんですよ、きっと。

24に戻って探しなおしたいですね。

姑と娘に恵まれたのが唯一の救いです。
Posted by リリィ at 2012年12月18日 12:45
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    コメント(2)