仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

2008年03月09日

新聞記事

昨日だったでしょうか、読売新聞に悲しい記事が載っていました。

80代の高齢者の方が、認知症の奥様を殺害したというもの。

二人は一粒種の息子さんを小さいときに事故で亡くし、「自分のせいで事故に遭わせた」とふさぎ込む奥様を
ご主人が懸命に支えてきたのだそうです。

休日はできるだけ奥様と過ごし、二人の時間を大切に。。。

齢、80代になった頃、奥様が認知症を発症。
旦那様のことも認知できなくなってきたのだそうですが、「あんたの夫だよ」と優しく受け答えていたそうです。

ある日、腹痛を覚えたご主人が受診したところ「大腸ガンの疑いが。。。」と告げられ、
「もし、自分が死んだら妻はどうなるのか。。。」と思い詰め、奥様を殺害。。。

自ら警察に通報したと。

なんのための介護保険でしょう。
なんのための福祉でしょう。
「相談してくれれば、援助できた」と、専門家談。

でも、「人様の世話にはなりたくない」という世代のこと。
知識がなっかたとか、知らなかったわけではないでしょう。

戦争にもいった世代でしょう。
貧しかった戦後を懸命に生きてきた世代でしょう。
まして、子供さんを亡くされて。。。

せめて、ご主人の苦しみが少しでも癒される判断が下されますことを。

こんな国に、誰がしたんでしょうね。
なにもかも、すばらしいと思える制度が少なすぎて。

ご主人が亡くなった奥様への思いを語っていました。

「妻が、居てくれるだけでよかった。。。」

亡くなってしまわれましたが、奥様、お幸せだと。

ご冥福をお祈りします。




Posted by リリィ at 21:23│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
新聞記事
    コメント(0)