仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

2008年05月23日

ゆる〜い?

昨日はお休みで、さわやかな一日、ぼぉ〜と過ごした。
たまにそんな日もいいかと思って。

夕方、試験中で早く帰宅した娘と愛犬の散歩に和歌山城まで出かけた。

ふと、娘にきいてみた。

『あんたの人生で、一番つらかったことってなに?』
『う〜ん、つらかったことねぇ。。。。。。』

しばらく考えて
『持久走!』

『あれ、しんどかった。でもがんばったで。棄権せんで完走したんやで』

。。。(・・?)

彼女は、神戸の震災で突然日常を奪われた経験もある。
転入した和歌山の保育所でいじめにもあった。

小学生のときも、転校する友達のために計画した最後のプールも、過度に心配した一部の父兄の意見で前日に中止され、真夏の炎天下遊園地だけでがまんして帰ってきたことがある。
帰ってきてから、夜勤あけの私に悲しかったと号泣していたのに。

『いやなことは、いつまでたっても思い出すといやな気持ちになる。
いやなことは無理にでも忘れたほうがいい。
今日のいやな思いを、明日の自分はしらないほうかいいんよ。』

忘却は才能と、聞いたことがある。

確かに、思い出すだけでそのときのストレスが呼び起こされる出来事ってある。
そんなの、あほらしい、と彼女はいうのだ。

記憶していても、今日の自分に、明日の自分に、マイナスになることなら忘れてしまえと。

わざわざ、パンドラの箱をあけてみなくてもいいのだ。
いやなものの引き出しはもう開けないのだと。

こいつ、たいした哲学者だと、感心してしまった。

なるほど。

前向きな答えに、ちょっとびっくりしたりおかしかったり感心したり。

『友達で、家族が大嫌いっていう人いるけど、私はそういうのわかんない。うちは、スジは通ってるけどその幅がゆる〜いから好きだよ』

ゆる〜いって。。。。

ま、いいか。                  この子はこの子の人生をとりあえずはきちんと生きてるなとうれしかったひとときでした。

この親を好きだといってくれてありがとね。


Posted by リリィ at 08:01│Comments(2)
この記事へのコメント
リリィさんち、なんかステキな親子ですよね(^-^)
ワタシは娘達になにも優しくしてやれないけど
いい距離の母子になりたいとおもってます

こんどやまびこ会で集まるときでも
まぁそうでないときでも(笑)
リリィさんも遊びにきてください!!(^▽^)ノ

やたら張り切って噛み付きにくるバカ犬と
クールなネコと
3匹のチビと待ってます♪
Posted by 豆 at 2008年05月27日 10:59
うちの娘は、なんだか小さい頃からちょっと大人びたことをいう子供でした。
大人の事情を感じ取り、アレルギーの食事療法も苦にすることなく、独りぼっちのお留守番もいつも平然と楽しそうにしていました。
どこかでとても我慢しているんだろうとか心配する私を『取り越し苦労、そんななヤワじゃないよ』と笑い飛ばすのです。
確かに、私のお腹からでてきた生きものナンですが、いつも教えられてばかりです。
Posted by リリィ at 2008年05月27日 12:09
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    コメント(2)