待ち時間

リリィ

2012年10月08日 16:44














ユニクロで、ジーパンのすそあげしてもらうのを待つ間、

近くのミスタードーナツへ。

休日なので小さい子供達をつれた親子連れで賑わう。

2〜3才の子供がカルピスを飲みながらドーナツをほおばっている。

うちの娘はあのくらいのころ、食物アレルギーで

市販のドーナツを食べるどころか、触ることもできなかったなぁ。。。




神戸の、彼女が通った保育所の近くにはマクドナルドがあって、

保育所帰りにお母さん達はよく子供達を連れて寄っていた。

運動会、お遊戯会、保護者会のあと、いつもより早く帰宅できる日にはとくに
賑わっていた。


でも、うちの娘は卵も牛乳も大豆製品も除去中。

みんなとは反対方向のちびっこ広場で、除去食のサンドイッチを手搾りの色のあせたジュースとお茶で食べさせた。


ハムも卵もマヨネーズも使えないから

ジャムやカボチャのペーストや湯がいたレタスや

家で造ったメルルーサ(白身魚)のツナ、すり下ろしたニンジンの衣のフリッター、

味付けは粟の醤油と塩、少しのコショウ。

トマトも食べられなかったから赤い色に苦心した。

鮮やかさにはかけるけど、娘はおいしそうにほおばった。


『おかあさんのおべんとうがいちばんすき』



かわいいパッケージのお菓子も、みんなといくハンバーガーやさんもきっと魅力的だったはずなのに

いつも彼女はこう言ってくれた。

『おかあさんのがいちばんおいしいよ』

子育ては、いま思えば夢のような時間だったのかもしれない。





そんな娘ももう22才。

来年は社会人。



夢を叶えたら、孫もみせてね。