仙台で生まれて25年間すごして、ひょんなことから関西の人に嫁ぎました。 和歌山在住。 家族は主人と京都に暮らす大学生の娘、13才でお星さまになったコーギー犬リリィです。

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2011年01月22日

仕事と家庭

ちょっと前から気に入って毎週楽しみにしている「マンガ」がある。

ドコモのBeeテレビで配信している「サプリ」

27歳の女の子が主人公で、彼女はコマーシャルの製作会社で「製作」を担当している。

学生時代から付き合っていた彼がいたが、仕事に没頭していく彼女に

彼は、「どっちが大事だよ。。。」と。

で、すれ違いが続いて別れてしまう。

そんなところから物語りは始まっている。



同じセリフを私も主人にいわれたことがある。

結婚して半年たったころ、知らない土地での孤独感とかつての同僚の仕事の様子を聞くにつれ

「あんなにつらい思いをしながら覚えた仕事を忘れていくのかな。。。」と焦燥感に襲われた。


些細な喧嘩で「生意気なことを言うな、養ってもらっているくせに!」ということを

主人に言われ、

なによ、働けば私だってあんたより収入はあるのよ。。。っていう言葉を飲み込んだことがあった。

少ない収入でやりくりしている妻の苦労なんてわかりもしないで

連絡もなしに飲んで帰ってくる「やつ」にいらだちもあった。



私は家政婦ではない。

結婚すれば女は幸せだとでも思ってるの?

仕事しよう。こいつと対等であらねば。。。


いつしか、結婚前に「尽くそう」と思っていた気持ちは「対抗心」になった。



そして、復職。

それでも、主人は子供ができればやめるだろう的に思っていたようだが、

やめるなんてとんでもない。

「あなたに養っていただくことは、もう一生ないと思ってください」っと宣言した。



家族を、「養っている」という自負ならともかく、

「養ってやってる」「感謝されて当たり前」なんていう考え方のちっちゃい男だったのだと、

心底、がっかりしてしまったから。



復職して、それなりにストレスもあったが、「やつ」は意地になって

いたわることも、心配することも、なかった。

私も相談することもなく、意地になって、ただ、一人で耐えた。


私の仕事が軌道に乗りだしたころ、このセリフが。。。

「おまえ、仕事と俺とどっちが大事?」



それって、相手にされない主婦が仕事人間の旦那に言うセリフでしょ。



「あなたは?」

「。。。。。」



答えられないだろ。そんな質問するなよ。馬鹿じゃない?


「そんなこと、比べるものではないでしょう。仕事も大事。家庭も大事よ」



母親のように、無条件で受け入れ、尽くしてくれるのが「妻」であり

結婚の理想だったのかもしれない彼の夢は

私との結婚で打ち砕かれたわけだ。

しかも、結婚前はあんなに頼りなげに見えた「嫁」は

同じ目線でしっかり一人で立っている。

しかも、結婚翌年には「母親」という最強の「おんな」になってしまった。

考えてみればかわいそうかもしれないが。。。



私は、夫婦を力関係で語るのは違うと思っていた。

旦那様ではなく、パートナーでありたかった。

だからこそ、専業主婦であってもその貢献を認めてほしかったし

それさえあれば、復職しなかったかもしれない。

しかしだ。。。

彼は、私を「目下に」することでプライドを保つタイプだった。

それを手のひらで「はいはい」と転がす才覚を持ち合わせていない私は

理解できなかった。


そのまま、21年。


いまだに、どんなにつらくても主人には弱音は見せない。

主人も、仕事で何かあっても絶対に家では話さない。

そして、「お前のすることはみんなくだらない」と「俺のほうが優秀」をアピールする発言もやめない。


彼のブログを読むことでやっと今の彼の心情がわかる。


他人に読めるブログに本音を言えて、

一緒に暮らす妻に本音をいえない。


来月で結婚22年になるというのに、まだ水と油を続けている。

ドレッシングみたいに混ざり合う日はくるのかなぁ。


歩み寄るのは私の仕事か。。。



「サプリ」の主人公は、夢中になれる仕事と新しい恋をみつけ、

居心地のいい「居場所」を手に入れたはずが、

今週はなんだか波乱の予感。

なんか、わかるな〜この心情。。。みたいな。。。。



夫婦って、なんか難しいな〜って思うこのごろであります。  


Posted by リリィ at 22:41Comments(4)