リリィ的三丁目の夕陽

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昨日の夜勤明け、また「桜珈琲」へ。

この日は仕事は早く終わったのだが、月曜日に退院する患者様へお別れを言いに

病室に立ち寄って話し込み遅くなった。

患者様は60代の女性。

筋力が衰えていく病気を持っている。

発病して10年。

介護する家族の休養のための一時入院だった。

持ち込まれた介護用品はよい物がそろっていて、大切にされている方だなと思っていた。

筋力が弱いので発声も強くはできない。

初めはコミュニケーションにも苦労した。

関わるうち、時々、パニックのように全身の苦痛を訴えることがあった。

小さい子供のように、細い甲高い声で「怖い、寂しい、つらい」と訴えた。

家族は面会に来ても、30分も滞在せずに帰っていく。

ご主人は、よくしてあげているようでなんだか自分本位に見えた。

。。。もしかして、この患者様は、孤独なんじゃないのかな。

携わって3週間、突然退院が決まった。

退院にあたって、フォロー先になる訪問看護あてに

よけいな補足かもしれませんが。。。と彼女の精神的な援助をお願いする手紙をつけた。

身体は動けなくても、心は家族を心配する妻であり母であり一人の女性である。

世話をされるだけの人形のような生活を望むわけはない。

なにもしてやれなくなったことで、家族から切り離されたように感じ、

できないから頼むことを、わがままととられ

病気の進行におびえる心を、仕方ないと処理されてきた。

ひとりぼっち。。。

お別れのご挨拶だけをするつもりが、

私の独りよがりかもしれませんが、と

この手紙の話になった。

「そうなんです。よくわかってくださって。。。とてもとても寂しかった。誰もわかってくれなくて。

私の人生ってなんだったのかなって悲しくて。。。」

将来、遠からず自力で呼吸ができなきなる日が来る。

でも、機械に生かされるようになっても

お母さんは生きていて欲しいし、そこにいてくれるだけでいい。

本当に介護が負担なら、専門病院に入院させるという手もあるが、家族は在宅でみるという。

「けっして、一人ではないですよ。うまく心が伝えられないだけです。

少なくとも、私とここのスタッフはあなたの心を理解しました。

家族なら、もっと分かり合えるはずです。」


曇天の今日、

彼女は退院していったはずだ。

小さく、細くなった手を振って。


神様、どうか彼女に

穏やかな日々をお与えください。


  

「みょうが」が安くなってきた。

実家の北側の庭の一角にミョウガが植えてあった。

季節になると、母が毎朝つんできて、我が家の食卓はみそ汁もお浸しも漬け物も

ミョウガ尽くしになった。

台所で、ミョウガを刻む母の姿が見える気がする、

夏の香り。
  

心理学の講義で、血液型と性格はまったく根拠のない分析で、
国際的にみてもそれを本にしたり性格や心理的分類にしているのは『日本だけ』だと学んだが、
しかし、なんだかこの手の本にはひかれてしまう。

だって、あってるんだもの。

やっぱり、どうもAB型はへんなやつらしい。

電車で読みながら、ふっと笑う自分に気付いて、ちょっと恥ずかしかったりして。
  

誕生日だった昨日、娘から「ソルトランプ」をもらった。

岩塩をくりぬいて中にライトを仕込んだもの。　　マイナスイオンが出るそうな。

ずいぶん前から、「お母さん、これ欲しいなぁ。。。でも、高い（5000円くらい）から、また今度にしよう。」

って、いつも眺めては買わずにいた。

思いがけないプレゼントにびっくりしたり、うれしかったり。

寝室においてみたら、ぼんやりと淡いオレンジの光がさして、まぶしくもなく、間接照明のような明かりで

なんとも落ち着く光だった。

バイトを辞めて半年。　　アイドルグループのファンになりずいぶんＣＤも買い集めていた。

友達との「付き合い」もよく出かけるし、欲しいものはきっと山ほどあるだろう。

そんな娘の5000円は大金だったに違いない。

「お母さんには、世話になってるからねぇ。。。」

ありがとう。

大事にするね。　　あなたの気持ちとマイナスイオンで元気100倍よ～。  

昨日は夜勤明けで、ただでさえハードな仮眠なしの夜勤が朝方の入院とかいろいろあって、

病院を出たのは10時を過ぎていた。

先月の夜勤帰りに寄ってみた「桜珈琲」に、この日も足を運んで

しばしの憩いを。。。

この日はお客さんも少なくて、すぐ座れてよかった。

暑い日だったのでアイスコーヒーとワッフルを注文。

あぁ～、近くだったら毎日来ちゃうなぁ。。。

結局、帰宅したのは午後。。。

お休みの今日もだるい私でした。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

おかしいな、20代の頃は夜勤明けでオールナイトしても怖くなかったのに。。。

あぁ、日曜日でまたひとつ歳をとるんだった。。。

でも、患者さんが、「え～？40代？まだ30才くらいだと思ってたでぇ～」という。

「お世辞」に気をよくしてしまう私って、単純？  

関西にきて、関東方面出身の方にはよくあうが東北出身となると稀になるものだ。
以前の職場に山形と石巻の方がいて驚いたが、今日はもっと驚いた。

就職したばかりのいまの病院の内科の先生がなんと！
仙台出身、しかも同じ中学の同窓生だった！

3日ほど連休をとって里帰りしていた先生がお土産のお菓子を病棟に持ってきてくれて、なんか東北っぽかったのできいてみたら、

『え、僕？仙台』

『私も仙台なんですよぉ〜』

『え？市内？中学まさか一中とか』

『えぇ〜！一中ですよぉ、雀踊りさせられましたよねぇ』

『あぁ、やった、やった！、じゃ仙台四郎も知ってるよね』

って、超ローカルな話でもりあがった。

世の中、狭いもんですね。偶然きた職場に同郷のしかも同窓生がいるなんて。

ま、先生のほうが若いけどねぇ。
今度は仙台弁でもりあがろう。
  

先月からなぁんか体調わるいなと思って、月末にかつて職場だった病院で採血をしてもらった。

眼瞼（がんけん、あっかんべーする下瞼）は真っ白だし、息切れするしでつらかった。

で、検査結果はヘモグロビンは8.0、血清鉄は12。。。。。。

医療関係者なら、『どっかから出血してんでないの！』と、あわてる数字。

しかし、吐血も喀血もしてないしまして下血もしてないし、うんこもちゃんといい色よ。（ちなみに、上部消化管で出血すると便は黒くなります）

で、『ろくなもん、食ってねぇな』って結論で、内服薬と注射してもらって帰りました。

貧血はもう10代のころからの体質みたいなもので、けっこう低くてもなんとかなってきたのですが、寄る年波には勝てない？

そういえば、肉、食べてないなぁ。
炭水化物ばっかりだわ。

さほど細身でもないから丈夫に見られがち。

職場の同僚に『わりと体弱いんですねぇ』なんていわれて。

今日もセ○ンイレ○ンの携帯酸素もって、出勤です。
肉、食わなきゃ。。。。。。